2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

社会は変えられる

先日の女性診断士Amiの会は、ソーシャルビジネス研究会と共催ということで、参加メンバーの顔触れも少し違っていたよう。 気になったキーワードは、憧れ(魅力のある人に惹かれるミーハー力、frivolous)は動機の巣。チャーミングアプローチにはミーハーでいい…

消費者心理とマーケティング

社会心理学からは距離を置いていたけれど、マーケティングのための心理学という切り口で2冊。どちらも事典的に使えそうな、いろいろな項目を網羅した本。仁科貞文・田中洋・丸岡吉人著『広告心理』電通(2007.9)現在広告のクリエイティブの事前調査や、事後…

Action standardとsuccess criteria, normとbenchmark

調査の最終目的は、仮説が正しいか、否か、Go、No Goなどの意思決定をすること。そのためのsuccess criteriaが調査の前にはっきりしていないと、最終レポートの際にどの項目の数字を意思決定に利用するかがぶれてしまう。とにかく調査をして結果を急ぐと往々…

3つのINの具体例

最近フランスの調査会社のする定性調査をバックミラーで見ている。特徴は1グループの時間が3時間超、そしてprojective techniqueが山盛り。そのひとつ、広告調査のFGIで、コンセプトの3つのINがうまくハマったものがあった。Brand Intrinsic value: 媚びな…

文書術に関する2冊

久恒啓一著、樋口裕一著『図解vs.文章 ビジネスにはどちらが強い?どちらが役立つ?』プレジデント社(2008.11)で印象に残ったこと。 樋口式四部構成の型は「問題提起」、「意見提示」、「その根拠、結果」、「結論」、これはレポートの書き方そのものです。そ…

ようやく分かった 標本比率とその差の検定

ステップ1 私がやっているアンケート調査はほとんどが質的変数(順序尺度、間隔尺度)なので、得られるデータはカテゴリ分類であり、平均値ではなく、 例)ある選択肢に → 回答:「はい」、「それ以外」 ↓ 質的変数の場合の分布は 各回答カテゴリへの回答頻度…