国勢調査と呼ぶのはなぜ?

『社会調査へのアプローチ[第2版]論理と方法』にあった、広田 伊蘇夫・暉峻 淑子編『調査と人権』現代書館(1987)は80年代にあった福祉調査の反対運動をまとめたもので、旧西ドイツでは国勢調査が国民の反対で調査中止になったことが紹介されている。執筆者には小児科医の毛利 子来など今も子育て雑誌で見かける人もいて、そのころから活躍されていたんだなと時代を感じた。Censusを国勢調査と呼ぶのも、項目が多岐にわたるのも日本特有で、国の調査についてもう少しsensitiveになる必要性を気づかされた。