用語のチェック

とにかく入門編ということで読んだ本、鳥居泰彦著『はじめての統計学日本経済新聞社 (1994/11)、大村 平著『今日から使える統計解析』講談社 (2005/8/10)、メッセージとしては受験で考えず、理解せず、暗記で切り抜けてきた大学生に電卓をたたけという前者と、ビジネスで必要とされる品質管理などの統計の実用性、実践力を身につけようという後者。
参考になったところをメモしておきたい。
標本とはn個の観測データの1セットをいい、n個は標本の大きさsample size、標本を何セット観測したかが、number of sample.(標本数と日本語でいう時にはnのことを指しているので、注意!)
分布の特性値には2種類
中心的傾向の特性値−分布の位置を表す代表値には、中央値(median)、最頻値(mode)、平均値(mean)
変動(variation)の特性値−分布の幅、バラツキを表す、分散(variance)、標準偏差(standard deviation)、変動係数(coefficient of variation)
変動係数は分散を平均で割って、標準偏差が平均の何倍か、異なる標本の変動を比較するのに有効。
Z得点とは平均偏差(x-平均)を標準偏差で割って、標準化する手続き。分母を1単位としたとき、分子はいくつになるかを計算することが標準化。−>標準偏差=1、平均=0の分布になる。
積率(moment)とはそれぞれの変数に度数を掛け合わせて合計したもの。

標本分布の標準偏差は母標準偏差をsample sizeの平方根で割ったもの。
カイ二乗は標準化したZ得点の二乗の総和